故宅のご紹介

慶尚北道文化財資料第631号の故宅。

松庭故宅は、朝鮮の英祖時代に多くの富を享有した沈處大の七代孫である沈琥澤(号は松韶)の次男、沈相光(号は松庭)が居住していたところで、国家重要文化財の松韶故宅と垣で繋がっています。

松の木の自然の中で心身を休める場所

松庭故宅は、薪のオンドル部屋や広い庭、庭園や家庭菜園が調和されている典型的な韓屋です。部屋の壁には伝統の韓紙が貼られおり、韓国式で作られた布団、天然染色の布団などが用意されています。松の木の緑豊かな自然の中で鳥のさえずりやボクドリ(犬)とともに心身をゆっくり休める場所です。

村社会の支配層の生活空間-薪オンドル部屋でゆっくり休める余裕

国際slow cityに指定されている德川マウルの中心に位置している松庭故宅では、清潔な故宅の感じの美学をそのまま楽しんでいただけます。

歴史と文化、物語が生き生きしている品格あるヒーリングの空間

沈相光(号は松庭)は陶山書院、屛山書院、高山書院の院長を歴任し、青松郷校の典校(責任者)を2回にわたって務め、学文に優れた儒学者であり、今も毎年儒生の松庭学会が行われています。
独立運動家であり、初代国務総理の李範奭(号は鐵驥)将軍が頻繁に訪問していた場所でもあります。